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COLUMNコラム

ガタガタの歯並び=叢生(そうせい)は矯正したほうがいいの?

歯が重なり合って歯並びがガタガタになっている「叢生」は、乱ぐい歯とも呼ばれる日本人に多い歯並びの不正で、あごの大きさと歯の大きさのアンバランスによって起こります。
叢生といっても程度はいろいろで、重度か軽度かによっても深刻度は変わってきますが、一般的に重度になるほど審美面への影響が大きく、見た目を気にして矯正治療を希望される方が多くなります。一方、重症でない場合、見た目は気にならないし、矯正しなくてもいいかな、と思われる方もいるかもしれません。実は叢生の問題は見た目だけではありません。今回は、叢生の矯正治療の必要性についてご紹介していきます。

叢生を矯正したほうがいい理由

叢生の場合、歯と歯が重なり合っている部分にはどうしても汚れや細菌が溜まりやすくなります。その状態が長く続くことにより、次のような弊害が起こる可能性があります。

◆虫歯にかかりやすい
歯が重なり合っている部分は普通に歯ブラシで磨く場合、歯ブラシが当たらないので磨き残しが出てしまいます。糸ようじやタフトブラシを使うと汚れ除去の効率は上がりますが、やはりすみずみまで取り除くのはかなり困難だと言えるでしょう。取り残された汚れはいずれ虫歯を作るリスクが高く、そしてその部分を治療したとしても、歯並びの問題が解決されていないとまた虫歯が再発する恐れがあります。

◆歯周病を引き起こしやすい
こちらも、汚れが同じ部分に蓄積することにより、歯を支えている歯茎や骨が炎症を起こし、次第に破壊が進む「歯周病」を起こす可能性があります。また、磨き残しの部分は歯石になりやすいので、歯石が蓄積することによっても歯周病が起こりやすくなります。歯周病で一旦骨が溶かされると自然に治ることはありません。また、治療をしたとしても歯並びの状況が同じ状態ならば、また同じ問題を繰り返す可能性が非常に高いです。

◆口臭が起こりやすい
歯磨きで取り残された汚れは次第に腐敗臭を放ち、口臭となって外に出る可能性があります。またそれだけでなく、虫歯や歯周病による口臭も重なり、さらに悪化することもあります。

◆着色が起こりやすい
歯に着色しやすい歯の重なり部分には歯ブラシが当たりにくいので、そこだけ着色が起こって見た目の清潔感が失われる可能性があります。

叢生はインビザラインで治せる可能性があります

叢生の歯並びイメージ
以上でご紹介したように、叢生には数多くのデメリットがあり、その問題は見た目だけでなく、歯の寿命にも大きく関係してきます。そのため、叢生がある場合にはできるだけ早い段階で矯正治療するのが理想的です。叢生は透明なマウスピース矯正「インビザライン」で治せるケースが多くあります。
叢生の程度が軽度で前歯だけに限定されている場合、数か月の治療期間で治せる場合もありますので、気になっている方は一度お気軽にご相談ください。

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