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COLUMNコラム

普通よりも歯の本数が多い「過剰歯」。歯並びに影響はある?

「子どもの前歯の隙間が大きく開いていてなかなか閉じない」
「永久歯がなかなか生えてこない」
「歯がねじれて生えている」
そんな場合、実はその原因として考えられることの一つに、「過剰歯」が関わっていることがあります。

過剰歯とは?どのくらいの頻度で現れる?

私たちの永久歯は28本、親知らずを含むと最大32本あるのが通常です。ですが、まれにそれ以外に歯を持っている人がいます。
このような通常よりも多い歯のことを「過剰歯」と言います。過剰歯は通常、普通の歯よりも小さいことが多く、見た目で分かることも多いです。
過剰歯が現れる割合は意外にも多く、日本においては3~5%の人に現れると言われています。なお、男性の方が女性に比べて3倍多く見られるという特徴があります。

過剰歯が現れやすい場所

過剰歯にはいろいろなタイプがありますが、もっとも多いのは、上の前歯の真ん中に現れる「正中過剰歯(せいちゅうかじょうし)」と言われるものです。過剰歯は、歯茎から出てきて分かることもありますが、多くの場合、前歯のレントゲンを撮った際に写りこんで判明することも少なくありません。

過剰歯を放置すると歯並びに影響する?

過剰歯は、状況や場所によっては特に問題にならないこともありますが、上の前歯の間にあるような過剰歯の場合、次のような悪影響を及ぼす可能性が高いため、注意が必要になります。

◆歯と歯の間に大きな隙間ができてしまう
◆永久歯が正常に生えるためのスペースを塞いでしまう
◆前歯がずれて生えてしまう
◆前歯が過剰歯に押されてしまいねじれてしまう
◆前歯の歯根が過剰歯に押されて溶けてしまう
また、過剰歯が実際に生えてきた場合、かみ合わせに影響して噛み合わせのバランスを崩し、歯やあごにダメージを与えてしまうこともあります。

過剰歯は抜いたほうがいい?

過剰歯があっても、骨の深い位置にあって特に影響を及ぼさない場合、親知らずの後ろに生えていて特に問題を起こしていない場合などにおいては、特に抜歯を検討せず、経過を見てもいい場合もあります。

ですが、現在過剰歯が他の歯に影響を及ぼしている、もしくはその可能性がある場合には、永久歯を最優先に考え、早めに過剰歯の抜歯を検討する必要があります。実際、抜歯を検討したほうがいいかどうかは、歯科医院でレントゲンを取ればわかりますので、自己判断はせず、何かおかしな兆候がある場合には一度早めに歯科を受診しましょう。

たとえ1本の過剰歯でも、歯並びやかみ合わせに影響を及ぼします

すべてのケースにおいて、ということではありませんが、過剰歯は多くの場合、それがたとえ小さな1本であっても、歯並びやかみ合わせに多大な影響を及ぼしうるものです。
そのため、もしお子さんの歯の生え替わり時に異変を感じたら、歯科医院で過剰歯などの問題がないか、チェックしてもらいましょう。
早めに対処することで、歯並びやかみ合わせへの影響を最小限にすることができますので、できるかぎり定期的に歯科を受診し、専門家の診察を受けることが大事です。

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