その顔の歪みは歯並びや噛み合わせが原因かも!矯正治療で治る?
口角が片方だけ下がっているなど、顔の歪みでコンプレックスを感じている人もいるかもしれません。誰しも顔が完全に左右対称ということはありませんが、あまりにバランスが悪いとやはり気になってしまうものです。
顔の歪みは骨格の問題、とあきらめている人もいるかもしれません。
ですが、顔の歪みの多くは噛み方や歯並び・噛み合わせの悪さです。それらの問題を解決すれば顔の歪みが改善できる可能性があります。詳しく見ていきましょう。
顔の歪みを引き起こす原因
このような状態では、片方の筋肉ばかりが使われることになり、片方が凝り固まってしまうため、顔の歪みにつながります。
また、このような状態を放置していると、片側ばかりがすり減っていくことになり、歯の左右の高さにも差が出てきてしまうため、ますます顔が歪んでいくことにつながります。
顔の歪みを改善する方法
◆両方で噛むことを意識してみる
顔の歪みを自覚している方は、まずは左右均等に噛んでいるか、ということをチェックしてみましょう。普段はあまりどちらで噛んでいるか、ということを意識することはないかもしれませんが、もし仮に、どちら側でも問題なく噛めるのにもかかわらず、片側で噛むのが単に癖になっている場合には、意識して両側で噛むようにするだけでも顔の歪みが改善する可能性があります。
◆歯の治療をして両側で噛めるようにする
むし歯を長く放置している、詰め物や被せ物の高さが合っていない、歯が抜けたところを治療せずにそのままにしている、という場合には、できるだけ早めに問題の部分の治療をして噛めるようにしましょう。
◆矯正治療をする
歯並びや噛み合わせが悪くて片方で噛みにくい状態になっている場合には、ぜひ矯正治療をすることをおすすめします。歯の位置が悪い状態で、無理にそちら側で噛んでも、あまりよく噛めませんし、特定の歯に大きな負担がかかってしまう可能性があるので、その状態が続くのは望ましくありません。
実際、一見歯並びがそれほど悪くないように見えても、奥歯の噛み合わせが悪い場合というのはありますし、年齢を重ねるにつれて歯の位置が少しずつずれて噛み合わせが悪くなることもあります。
いずれにしても、片方で噛みにくい状況があるようであれば、一度歯科で診てもらうことをおすすめします。中には骨格自体が歪んでしまっているという場合もありますが、そのような場合でも外科手術と矯正治療を併用することで歪みを改善することが可能です。