歯ぎしりをしていると歯並びは悪くなる?
歯ぎしりは歯に大きな負担を与えます。眠っている間に起こる歯ぎしりは無意識の状態で行われるので、体重の2倍程度かかることもあるとも言われており、そのような力が持続的にかかることで歯へのダメージは少なからず起こってきます。
これは歯並びに関しても同様のことが言えるでしょう。矯正治療では歯に弱い力をかけ続けることで徐々に歯の位置を動かしていきますので、このような数十キロの力が毎日のようにかかるならば、やはり歯並びに影響を起こしうると考えられます。
歯ぎしりがあると歯並びへどのような影響が出る?
歯ぎしりがある場合、具体的に歯並びにどういった影響が出るのでしょうか?まずは、ギリギリと擦り合う動作が続くことで歯の擦り減りが大きくなります。特に、歯並びやかみ合わせがもともとよくない場合、すり減り方が歯によって異なってくるため、さらに歯並びが悪くなってしまう恐れがあります。また、歯に様々な方向から強い力がかかることによって歯が移動して歯並びが変わってしまうケースもあります。
歯ぎしりの原因
歯ぎしりの原因は、現在ではストレスが最も大きな原因と考えられていますが、そのほかにも歯並びやかみ合わせの悪さから起こる場合、日中の噛みしめ癖が夜間の歯ぎしりを起こりやすくする場合、お酒やたばこによる浅い睡眠といったことが考えられています。
歯ぎしりの治療法
歯ぎしりの治療法はまず、対症療法として、夜間にマウスピースを装着するという方法があります。これは最も一般的な方法で、単純に歯への過剰な負担を和らげることができます。
そのほかにも薬物で筋肉の緊張を和らげる方法や、歯並びの悪さが原因として考えられる場合には歯列矯正で歯並びを治す方法が有効な場合もあります。また、ストレスが原因となっていることが多いので、ストレスをためすぎないといったことも意識して行う必要がありますし、眠る前にいろいろな心配事を考えないといったことも大事になってきます。日中の食いしばり癖がある人は、意識してやめていくことで夜間の歯ぎしりを減らせる場合もあります。
そのほかにも薬物で筋肉の緊張を和らげる方法や、歯並びの悪さが原因として考えられる場合には歯列矯正で歯並びを治す方法が有効な場合もあります。また、ストレスが原因となっていることが多いので、ストレスをためすぎないといったことも意識して行う必要がありますし、眠る前にいろいろな心配事を考えないといったことも大事になってきます。日中の食いしばり癖がある人は、意識してやめていくことで夜間の歯ぎしりを減らせる場合もあります。
矯正後の後戻りに注意
矯正治療をした後、通常、しばらくは歯が元の位置に戻っていこうとして歯の位置が再度ずれる「後戻り」に注意をする必要があります。そしてこれは、歯ぎしりをしている人の場合、よりその傾向が強く出る可能性があるため、より一層注意をした方がいいと思われます。歯ぎしりをすることによって、また歯の位置が移動しやすくなる恐れがあるからです。そのため、歯ぎしりをしている人は矯正治療後のリテイナーの装着期間を守るのはもちろんのこと、保定期間中(後戻りがおきないようにリテイナーを装着する期間)が過ぎても、歯ぎしりから歯を守るマウスピースを装着するといった対策をとることをおすすめします。