ほうれいは歯並びによってもできやすくなる?
ほうれい線が気になっている方もいるのではないでしょうか。ほうれい線は歳を取るとともに出てきやすいことから、老けて見える原因になるものの一つですが、これは皮膚の張りがなくなることのみが原因なのではなく、実は骨格や歯並びによってできやすくなることもあります。
今回は、ほうれい線ができる原因、ほうれい線ができやすい歯並び、そして対処法についてご紹介します。
ほうれい線ができる原因
ほうれい線は加齢によってだけではなく、骨格や歯並びによってもできやすさが変わってきます。ほうれい線ができる場合の主な原因としては、皮膚のたるみによるものが大きく、その要因として次のようなものが挙げられます。
◆真皮の衰え
皮膚の内側にある真皮の衰えが起こると、ほうれい線ができやすくなります。真皮を構成しているコラーゲンやエラスチンは肌に弾力を持たせて若々しさを保っていますが、年齢や乾燥、紫外線、喫煙などの原因により徐々に失われていきます。そうすると肌が支えられなくなり、たるみやほうれい線の原因になります。
◆筋肉の衰え
顔には咀嚼筋や表情筋がありますが、これらの筋肉が上手く使われないと筋肉が衰えてしまい、皮膚もたるんでしまいます。
◆皮下脂肪
頬の皮下脂肪が増えてしまうと支えられなくなって頬がたるみ、ほうれい線が目立つようになります。
ほうれい線ができやすい歯並び
次のような歯並びでは、ほうれい線ができやすい傾向があります。
◆出っ歯(上顎前突)
上の前歯もしくは上あごが前方に突き出している歯並びです。
◆上下顎前突
いわゆる口ゴボとも言われる歯並びで、上下のあごと歯が両方とも前に出ている歯並びです。
◆八重歯(乱杭歯)
犬歯が前に出ている状態です。
これらの歯並びは、口元が前に出てしまいやすいため、頬と口の部分の位置に差が出てしまい、その境界となる部分がほうれい線として出てしまいやすくなります。それに加え、閉じにくい唇を無理に閉めようとすることで口の周りの皮膚が伸びてしまい、それを繰り返していくことでシワができやすくなります。
また、このような歯並びは口が閉じにくいため、口呼吸になる傾向があります。そうすると、口が開きっぱなしで筋肉が衰えてしまい、その影響でたるんでしまうことによりほうれい線が目立ちやすくなります。
また、このような歯並びは口が閉じにくいため、口呼吸になる傾向があります。そうすると、口が開きっぱなしで筋肉が衰えてしまい、その影響でたるんでしまうことによりほうれい線が目立ちやすくなります。
ほうれい線への対処法
ほうれい線を改善するには、スキンケアをして保湿をしておくことも効果的ですが、よく噛む、よく喋る、表情を豊かにするなど、筋肉が衰えないようにすることも大事です。また、口元が出ていてほうれい線ができやすい歯並びに該当する方は、矯正治療をして口元を引っ込めることにより、ほうれい線が改善する効果も期待できます。そのため、もし興味のある方は、一度矯正のカウンセリングを受けてみられることをおすすめします。