矯正治療中に奥歯が痛い!どのくらい続く?原因と対処法は?
矯正治療の間、奥歯の痛みが出ることがあります。奥歯が痛いと、食事の時に思うように噛めず、とても気になると同時に「大丈夫なのだろうか?」と、心配になってしまいますよね。
そこで今回は、矯正治療中に奥歯が痛くなる原因は何なのか、痛みが続く期間はどのくらいなのか、そして対処法についてもご紹介します。
矯正治療中に奥歯が痛くなる原因
矯正治療中に奥歯が痛くなる原因は、歯を動かしていくことで歯や周囲の組織に負担がかかってしまうためです。細かい原因を見ていきましょう。
◆歯を動かすために強い力が要る
矯正装置によって歯を動かす圧力がかかります。奥歯は他の小さな歯と比べて頑丈な造りをしているので、移動させるためにはより大きな力が必要となります。結果的に奥歯には痛みをより強く感じやすくなります。
◆かみ合わせが変化することによる痛み
矯正治療中はかみ合わせが徐々に変化していきます。その結果、かみ合わせの歯との当たり具合によって痛みを感じることがあります。
矯正治療中に奥歯が痛むパターンと期間

◆一時的に短期間で起こるもの
これは通常誰にでも起こるもので、矯正治療を始めたばかりの頃や装置を取りかえたばかりのタイミングで一般的に起こります。これは歯に力がかかることで起こる反応で、通常は数日中をピークに和らいでいき、その後は徐々に落ち着いて、ものも問題なく食べられるようになることが多いです。
◆持続的に起こる痛み
矯正治療中に持続的な痛みが出ることもあります。これは、特に奥歯の場合、歯が動きにくいので、反応が継続してしまうことによります。このような痛みは人により、数週間や数か月単位で続くこともあります。
◆再発する痛み
矯正装置の調整後、数日痛みが出た後に一旦痛みが引き、その後再度痛みが出ることがあります。これはかみ合わせが変わることなどによりますが、通常は一時的なもので落ち着いていきます。
◆急に起こる強い痛み
矯正装置の破損や歯に異常な力がかかると急に強い痛みが起こる場合があります。このような場合には一度早めに歯科医師に相談しましょう。
矯正治療中の奥歯の痛みへの対処法
◆硬いものを食べない
噛むと痛みが出るような硬いものは避け、やわらかめのものやスープ、豆腐、ヨーグルト、ゼリーといったものを食べるようにしましょう。
◆冷やす
痛む場所に氷、保冷剤などを当てがい、炎症反応を抑えることで痛みの軽減が期待できます。
◆痛み止めの服用
痛みが強くて我慢できない場合には、飲み薬の痛み止めをとるのもやむを得ないでしょう。ただし、あまりにも痛みの程度が強い場合には、歯科医院で一度診てもらうことをおすすめします。



















