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COLUMNコラム

前歯が噛み合わない「開咬」放置するリスクは?

奥歯で噛み合わせた時に前歯は隙間なく噛み合っていますか?
前歯が噛み合わない状態は「開咬(かいこう)」と呼ばれ、不正咬合(歯並びが悪い状態)の一つとして数えられています。開咬は5~6%の割合でみられると言われており、決して珍しい歯並びではありません。開咬は見た目の歯並びが整っている場合、気づかれていないことも多いですが、放置していると歯や体に悪影響を及ぼすリスクがあります。

開咬とは

正常なかみ合わせは、奥歯で噛んだ時に上の前歯が下の前歯に2~3ミリ程度覆いかぶさっている状態です。開咬は上下の前歯に隙間が見られる状態で、人によってその程度には個人差があります。原因としては遺伝的な要素が強い「骨格性開咬」と、指しゃぶりや唇をかむ癖など、幼少期の悪習癖が原因となる「歯槽性開咬」があります。

開咬を放置することで起こるリスク

開咬は出っ歯や受け口、叢生(歯がガタガタに重なっている状態)などに比べると、見た目にそれほど問題を感じない場合も多く、放置されることも珍しくありません。
ですが、この状態を放置しておくことで、将来的に次のようなリスクがあります。

◆むし歯・歯周病にかかりやすい
とくに開咬の程度が強い場合、口が開いたままになりやすく、口内が乾燥することによって自浄作用が低下し、内部に細菌が繁殖しやすい状態になります。
結果的にむし歯や歯周病のリスクを高めてしまい、一生を通じて歯の問題に悩まされつづける可能性があります。

◆奥歯に過剰な負担がかかる
開咬では奥歯に過剰な力がかかってしまいますので、歯にひびが入ったり、欠けたり、大きく割れてしまうリスクがあります。
また、過剰な負担がかかることにより、歯を支える骨も弱ってしまいやすく、結果的に歯を早期に失ってしまうリスクがあります。

◆滑舌が悪くなる
前歯が噛み合っていないと発音に問題が出やすく、他人とのコミュニケーションに問題が出る場合があります。

◆免疫力低下
奥歯でしか噛めないので、咀嚼が不十分な状態で飲み込んでしまいやすく、消化吸収に問題が起こりやすくなります。消化がうまく行われないと、栄養をしっかりと吸収することができず、免疫力低下につながります。また、口呼吸になりやすいことで喉にウイルス感染を起こしやすくなる、といったことも起こりやすくなります。

◆さまざまな体の不調
しっかりと噛み合わせることができないので、噛む筋肉やそれにつながる首や肩、頭部の筋肉にも影響が及び、頭痛、肩こり、首のこり、腰痛、うつなどのさまざまな不調を感じやすくなります。

以上のように、開咬は放置することで将来的にさまざまな問題を起こしやすいかみ合わせです。
もしご自身やお子さんなど、心当たりがあるようであれば、早めに矯正治療をすることで、今回ご紹介したトラブルを未然に回避、もしくは最小限に抑えることができますので、一度当院までご相談ください。

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