出っ歯が引き起こす健康への影響とは?
「出っ歯の見た目が気になるけど、矯正治療をするのはお金がかかるし」
「出っ歯だけど別にそこまで気にならないからそのままでいいかな」
という人もいるのではないでしょうか。出っ歯というと見た目の問題だけが取り上げられがちですが、実は出っ歯は健康面においても様々な影響を及ぼす可能性のある噛み合わせです。今回は出っ歯が引き起こす健康面への影響についてご紹介します。
出っ歯の原因
出っ歯が及ぼす健康面への影響
出っ歯を放置していると次のような問題が起きやすくなります。
◆歯をぶつけやすい
歯が前方に出ているので、通常よりも歯をぶつけて折れるなどのリスクが高まります。
◆虫歯や歯周病のリスク上昇
出っ歯の程度によっては唇が閉められず、口が開いたままになります。そうすると、口の中が乾いて唾液がうまく回らないので、自浄作用や殺菌作用が発揮されなくなってしまい、虫歯や歯周病を起こしやすくなります。
◆口臭
口の中が乾いて細菌が繁殖しやすくなるため、口臭が起きやすくなります。
また、虫歯や歯周病にかかりやすくなることからも口臭が悪化しやすくなります。
◆顎関節症
かみ合わせのバランスが本来あるべき状態ではないので、あごの関節に負担がかかりやすく、あごの痛みや口が開きづらいなどの不快症状を招きやすくなります。
◆風邪やウイルス感染症にかかりやすい
口が開いたままになりやすく口の中が乾燥するので、喉の粘膜にウイルスが侵入しやすくなり、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。
◆さまざまな不定愁訴
あごの位置がずれてしまう場合、かみ合わせのバランスが崩れてそこから頭痛や肩こり、首の痛み、腰痛、めまい、耳鳴りなどさまざまな症状が起こりやすくなります。
このような、かみ合わせから来る様々な症状は咬合関連症候群と呼ばれています。
◆心理的な問題
出っ歯の人は見た目のコンプレックスを抱えやすく、そこから自信のなさへとつながって消極的な性格になってしまうことがあります。
出っ歯は矯正治療で治すことができます。出っ歯を治すことで、上で挙げたような症状を回避できるようになり、将来的に医療費を減らすことにもつながるほか、心理面でも自信がつくので生活の質を高めることにもつながります。出っ歯が気になる方はぜひ当院までお気軽にご相談ください。