インビザラインの装着時間が短いとどうなる?起こりうるリスクについて
インビザラインは、取り外しのできるマウスピースで矯正治療ができるというのがメリットである反面、自己管理が必要になるという点には十分な注意が必要です。具体的には、外している間には矯正力が働かないので、歯が動かない、ということが挙げられます。
今回は、もしインビザラインの1日の装着時間が短くなってしまった場合、どのようなリスクがあるのかについて見ていきたいと思います。
インビザラインの装着時間は1日に20時間
インビザラインは基本的に、毎日忘れず装着する必要があり、かつ、1日のトータルでの装着時間は最低でも20時間は必要です。つまり、「食事や歯磨きの時以外には全てつけておく」というくらいの気持ちで行っていく必要があります。
装着時間が不十分だとどんなリスクがある?
◆1日つけ忘れた場合の影響は?
もし1日装着するのを忘れてしまった場合にどのくらいの影響が出るのかというと、実際のところは1日だけでは大きな影響というのは出ないことがほとんどです。ただし、それが蓄積すると影響は当然大きくなってきますので、基本的に毎日つける、ということは守っていただくことが大事です。
ただし、1日つけ忘れると、当然その分歯は動きませんし、逆に若干元に戻ってしまっている可能性もあるため、もしつけ忘れてしまった場合には治療計画を1日分多くするという対処をしたほうが良いでしょう。
◆装着時間が不十分な場合に起こるリスク
インビザラインをつける時間が毎日20時間を切るような状態になってしまった場合、せっかく動いた歯が後戻りしてマウスピースが合わなくなったり、装着日数を増やす必要が出て治療期間が当初の予定より長引いてしまったり、ちゃんと歯が動いていないのに無理矢理次のマウスピースを装着して無理な力がかかることにより歯茎が下がってしまったりする原因にもなります。
このようなことを防ぐためにも、装着時間は守るように意識して行っていくことが大事ですが、どうしても仕事の都合などで装着時間が十分に取れなさそうな場合には、あらかじめ担当歯科医師に相談しておくようにしましょう。
マウスピースのつけ忘れへの対処法
マウスピースのつけ忘れを防ぐためには、とにかく食事と歯磨き以外の時には常につけておくのを徹底する、というのが一番簡単な方法かもしれません。
でも、どうしてもついついマウスピースの装着を忘れてしまう、という方は、忘れ防止のために専用のアプリを使用したり、携帯スマホでリマインダーを設定したりしておくといった工夫をしてみるといいかもしれません。
計画通りに治療を進めて早くきれいな歯並びを得るためにも、マウスピースの装着時間はとても大事ですので、しっかりと守っていくようにしましょう。
でも、どうしてもついついマウスピースの装着を忘れてしまう、という方は、忘れ防止のために専用のアプリを使用したり、携帯スマホでリマインダーを設定したりしておくといった工夫をしてみるといいかもしれません。
計画通りに治療を進めて早くきれいな歯並びを得るためにも、マウスピースの装着時間はとても大事ですので、しっかりと守っていくようにしましょう。