子供の目立たない矯正ってある?インビザラインは可能?
現在、目立たない矯正治療を希望される方が増えており、大人の方の場合、インビザラインや裏側矯正(舌側矯正)など、周囲に気づかれない形で矯正治療ができる方法に大変人気が高まっています。
目立たない方がいいのは、やはりお子さんも同様、ということが多いようです。年齢的に矯正治療をしていても違和感のないお子さんの場合でも、やはり本人にとっては装置が見えるのはコンプレックスになってしまい、お子さんが治療自体に抵抗を感じてしまう、ということは少なくありません。
そこで今回は、お子さんの目立たない矯正についてご紹介します。
子供の矯正治療で使用する装置
子供の矯正治療で使用する装置は、歯並びの状態や骨格、年齢や歯の生え替わり時期によっても異なります。乳歯だけの時期や乳歯や永久歯が入り混じった状態の時期には、取り外しができる装置で在宅中のみつけるタイプや、常時装着するものであっても目立たないタイプの方が多く、必ずしも見た目に問題が出るとは限りません。ところが、大体中学生以降、永久歯に全て生え替わってからの矯正治療においては、歯の一本一本にブラケットと呼ばれる装置をつけ、ワイヤーを通すというワイヤー矯正が行われることが多く、このタイプの場合は、やはり装置が目立ってしまいますので、抵抗を感じるお子さんもいます。
ワイヤー矯正でなるべく目立たないようにするには、白い色のブラケットを装着する、もしくは歯の裏側に装置をつける、という選択肢がありますが、費用がよりかかるということに加え、歯並びによってはできない場合もあります。
ワイヤー矯正でなるべく目立たないようにするには、白い色のブラケットを装着する、もしくは歯の裏側に装置をつける、という選択肢がありますが、費用がよりかかるということに加え、歯並びによってはできない場合もあります。
子供のインビザライン
大人の方に人気の、透明なマウスピースを使ったインビザライン治療が、現在では、お子様向けのインビザライン・ファーストが発売されたことにより、6歳くらいから使用可能になっています。インビザライン・ファーストは、成長期のお子様のあごの成長をサポートしながら、同時に歯並びもきれいに整えていくことができます。ただし、インビザライン・ファーストでの治療が可能かどうかは、いくつか条件があり、その条件を満たしている場合にのみ、お選びいただけます。インビザライン・ファーストが可能になる条件としては、次のようなことが挙げられます。
・6歳臼歯が生えている
・前歯(永久歯)のうち少なくとも2本が2/3以上生えている
・少なくともお口全体の3/4に乳歯(C、D、E)または、まだ生えていない永久歯(3、4、5)が2本以上ある
インビザライン・ファーストで治療をご希望の場合、まずは歯科医師がお子さんのお口の状態を実際にチェックし、詳しく判断していきます。相談をご希望の方はお気軽にお問い合わせください。