前歯だけ治したい!部分矯正のメリット・デメリットとは
前歯の歯並びでちょっと気になるところがある、という方は、「前歯だけ手軽に矯正できたらいいのにな」、と思うかもしれません。実際、矯正治療には全体的に矯正する「全顎矯正」と、部分的に矯正する「部分矯正」というのがありますので、部分的な歯並びだけが気になる方は、部分矯正を行ってみる、という選択肢が可能な場合もあります。
部分矯正には、短期間で費用を抑えてできるようなイメージがありますが、その一方でデメリットもあり、歯並びの状況によってはおすすめできないケースもあります。そこで今回は、部分矯正のメリット・デメリット、部分矯正が可能な歯並びとはどのようなものか、ということについてご紹介していきます。
部分矯正のメリット
◆矯正期間を短縮できる
全体的に歯を動かす矯正治療と比べて、「前歯のみ」など、動かす本数が少ないので、その分治療期間を短くすることができます。通常、数ヶ月程度の治療期間で済むことが多いです。
◆治療費が抑えられる
治療にかかる手間や期間が短くなるので、その分治療費も安く抑えられ、気軽に矯正治療を進めることができます。
部分矯正のデメリット
◆噛み合わせはなおせない
噛み合わせというのは、奥歯の状態によって大きく左右されますので、前歯の部分矯正だけでは、噛み合わせの問題を解決できません。
◆顎のずれはなおせない
奥歯の位置が悪くて顎がずれてしまっている場合、前歯の部分矯正だけではそのズレをなおすことはできません。
部分矯正が向いている人
そうでない場合に無理やり部分矯正で治療したとしても、見た目だけ多少解決して、歯並びや噛み合わせが悪いことによる歯や体の健康面への悪影響は残ってしまいますので、長い目で見た場合、あまりおすすめはできません。部分矯正で治療ができるかどうか、というのは、詳しい検査をして、よく歯科医師と相談する必要があります。もし部分矯正が可能と診断された場合、透明なマウスピースで矯正治療を行うインビザラインでも治療が可能ですので、興味のある方は当院までぜひお気軽にご相談ください。