インビザラインってどんな人に向いている？

マウスピースで快適、手軽に矯正できるインビザライン。従来の矯正治療法とは全く違った新しい方法で、「できればインビザラインで矯正治療をしてみたい」と、興味を持たれている方も多いのではないでしょうか。

他の治療法より簡単に治療ができるイメージの強いインビザラインですが、どんな治療法もそうであるように、インビザラインに関しても、とても適したケース、逆にあまり適していないケースというのがあります。
今回はインビザラインが向いているのはどんな方なのか、についてご紹介していきます。

インビザラインで治せる歯並び

インビザラインは独自の技術によって、常に改良が加えられている治療法であり、インビザラインで治療が可能な適応症はだんだんと広がってきています。
現在のところ、比較的軽めの出っ歯、受け口、ガタガタの歯並び、すきっ歯、開咬（噛んでも前歯が噛み合わない状態）、深い噛み合わせ、交差している噛み合わせなど、幅広い症例の治療が可能です。

インビザラインが向いている人

1.抜歯不要な軽度の歯並びの不正
インビザラインは抜歯をしなくても並べられるくらいの、軽度の歯並び不正に最も適しています。

2.抜歯が必要だが、歯の移動距離が少なめのケース
抜歯をしないと歯を並びきれないようなケースでも、歯の移動距離がそれほど大きくなければ対応が可能です。

3.きちんと毎日２０時間以上マウスピースを装着できる人
インビザラインは1日に20時間以上の装着が必要です。毎日きちんと装着が可能な方にはインビザラインが向いています。

インビザラインが向いていない人

インビザラインが向かないのは、上の項目に当てはまらない方、ということになります。つまり、歯並びの不正の程度が大きい人、マウスピースの装着の管理が難しい方にはインビザラインによる治療法は合っていません。もし仮に無理やり行ったとしても、良い結果が出ない可能性が高いので、おすすめできません。

そのような場合には、従来からある治療法であるワイヤー矯正による治療法がすすめられますが、骨格的な問題が大きい方の場合には、顎の骨を切った上で矯正治療を行う外科矯正が必要になることもあります。

目立たない矯正方法をご希望の方には、インビザラインのようなマウスピース矯正でなくとも、ワイヤーを使った方法であっても裏側に装置をつける、もしくは透明な色のものを使うなど対処法がありますので、ぜひお気軽にご相談ください。