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COLUMNコラム

歯の矯正をすると小顔になる?変わりやすいケース、変わりにくいケースとは?

SNSやインターネットなどで、「矯正をしたら輪郭がすっきりした」「顔が小さくなったと言われた」という投稿を見て、気になっている方もいるのではないでしょうか。
まず結論からお伝えすると、矯正治療の結果、小顔効果が出るケースは確かにあります。ですが、それはケースバイケースで、すべての方に当てはまるわけではありません。
今回は、矯正治療と輪郭の関係について、小顔効果が出やすいケース、そうでないケースについてもわかりやすくご説明していきます。

そもそもの矯正治療の本来の目的とは?

まず、知っておいていただきたいこととして、「矯正治療」というのはそもそも審美的行為を目的としているものではなく、あくまで「歯並びや噛み合わせを整える医療行為」です。つまり、「小顔にする」といったことは目的としていません。日本臨床矯正歯科医会も、「矯正歯科治療は、歯並びと咬み合わせの改善を目的に治療を行います。その結果として、審美的な歯並びや口元、顔貌になることが良質な矯正歯科治療に求められるものです」と述べています。

参考:日本臨床矯正歯科医会「矯正歯科治療について」

つまり小顔効果は、あくまでも矯正治療の結果として起こりうる「副次的な変化」として捉えていきましょう。

矯正でフェイスラインが変わる理由

ゴでは、なぜ矯正治療でフェイスラインに変化が出ることがあるのでしょうか?
フェイスラインというと骨の形をイメージする人もいるかもしれませんが、骨を切る矯正治療「外科矯正」を除いては、骨の形が変わることはありません。

つまり、フェイスラインの鍵を握るのは、噛む筋肉である「咬筋(こうきん)」なのです。
咬筋は頬骨からエラにかけてついています。歯並びや噛み合わせが乱れていると、この筋肉に余分な負担がかかり続けてしまい、過剰に発達してエラ張りや顔が大きく見える原因になります。
矯正治療をして噛み合わせが整い、噛む力のバランスが改善されると、過剰に使われていた咬筋への負担が減り、筋肉が徐々にすっきりしてくることがあるのです。
これが「矯正したらエラが細くなった」と感じる主な理由のひとつになっています。

関連コラム:慢性的な肩こり、それには歯並びが関係しているかも

顔の印象が変わるケースと変わりにくいケース

フェイスラインへの変化が期待しやすいケースとそうでないケースとはどういったものなのか、詳しく見ていきましょう。

◆変化が期待しやすいケース
・歯ぎしり・食いしばりをしていて、咬筋が発達している方
・片側だけで噛む癖があり、顔の左右のバランスが崩れている方
・出っ歯や受け口で口元が前に出ており、矯正治療で口元が引っ込む方
・口がうまく閉じられず、常に口が開きがちだった方

◆変化が出にくいケース
・骨格が原因でエラが張っている方
・皮下脂肪が原因でフェイスラインに影響している方

矯正治療の本当のメリットは「健康」にある

矯正治療をお考えの方の多くは見た目の改善を目的に来院されます。ですが、矯正治療の最大のメリットは健康面の改善にあります。矯正治療をすることで、具体的には次のようなメリットが期待できます。

・歯磨きがしやすくなり、むし歯・歯周病になりにくくなる
・両側でバランスよく噛めるようになり、歯だけでなくあごや首・肩への負担が減る
・滑舌や発音の改善が期待できる
・口が閉じやすくなり、口呼吸が改善されることがある

このように、歯並びは全身の健康とも深い関係があり、見た目の改善だけでなく、長期的な健康にも大きく影響します。

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まとめ:矯正で小顔になるかどうかは断言できない

結論として、「矯正をすれば必ず小顔になれる」とは断言できません。
フェイスラインが変わるかどうかは、その方の歯並びやかみ合わせの状態、咬筋の発達具合などによって左右されるからです。
ですが、矯正治療によって歯並びが整い、かみ合わせが改善されることで、フェイスラインがすっきり見えるようになる方がいるのも事実です。
「矯正をして小顔になれたらいいな」という方は、ぜひ「歯並び、かみ合わせを整えることでもたらされる健康面でのメリット」という観点でも考えてみてください。きっとそれだけでも矯正治療を前向きにとらえるきっかけになりますよ。

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