インビザライン中の飲み物の注意点
インビザラインは、取り外し可能なマウスピースを使った矯正治療法で、お食事や歯磨きの際には外す、ということはよく知られています。
この時、見落としがちなポイントとして、「飲み物」があります。飲み物を飲む際には特に咀嚼するわけでもないので、マウスピースを装着したままついつい意識せず飲み物を飲んでしまう、ということが起こりがちです。
ですが、インビザライン治療をトラブルなく進めていくためには、飲み物にも注意が必要になってきます。今回は、インビザライン治療中の飲み物の注意点についてご紹介していきます。
マウスピースをつけたまま飲んでも大丈夫な飲み物
インビザラインのマウスピースをつけた状態で喉が渇いた場合、飲んでも問題ないのは水、もしくは白湯(ぬるま湯)です。それ以外のものは基本的に、「マウスピースをつけた状態では口に入れないもの」と考えておいてください。
マウスピースを外した状態で飲むもの
飲む際にマウスピースを外していただきたいのは、水、ぬるま湯以外のものです。
他のものがダメな理由として、次のことがあげられます。
他のものがダメな理由として、次のことがあげられます。
◆変形する恐れがある
熱いものを口に入れると、マウスピースの素材が変形してしまう恐れがあります。そのため、熱めのものはお口の中に入れないようにしてください。
一旦変形してしまうと、歯が予定通りに動かなくなってしまい、作り直しが必要となり、治療期間が延びてしまうことになります。
◆色がつく恐れがある
マウスピースをつけている状態でお茶やコーヒー、色のついている飲み物を口に入れると、マウスピースと歯の両方に着色してしまう恐れがあります。
せっかく目立たない矯正をしていても、色がついてしまうと台無しになってしまいますので、気をつけましょう。
◆虫歯になるリスクがある
マウスピースを装着した状態で、砂糖を含む飲み物を口にしてしまうと、糖分が歯の表面に残り、虫歯になるリスクが非常に高くなりますので、絶対にやめましょう。
このほかにも、砂糖を含まない炭酸水やノンシュガーの清涼飲料水、アルコールといったものは、酸性度が高く、歯の表面を溶かしてしまう危険性があるため、こういったものもマウスピースがついた状態では口にしないようにしましょう。
飲み物を飲んだ後の対処
マウスピースを外して飲み物を飲んだ後は、すぐに歯磨きをしてマウスピースを装着するようにしましょう。無理な場合には、なるべく口を濯ぐなりして、早めにマウスピースを装着するようにし、可能な限り早めに歯磨きをするようにしましょう。このような対処は面倒に感じられるかもしれませんが、虫歯や着色などのトラブルを防ぐためには必要なことですので、忘れないようにしてください。