いびきの原因は歯並びだった?かみ合わせと睡眠の意外な関係
「いびきがひどいと家族から言われる」、「いびきが気になって友達と旅行に行けない」
このようなお悩みを抱えている人は案外多いものです。
いびきというと、肥満や飲酒、疲れなどが原因というイメージを持たれがちですが、実は歯並びやかみ合わせが原因で起こっている場合もあります。
今回は、なぜ歯並びの乱れがいびきにつながるのか、そして放置するとどんなリスクがあるのかについてわかりやすく解説していきます。
いびきはなぜ起こるの?

肥満や飲酒、鼻づまりなどもいびきの主な原因として知られていますが、実はそれだけではなく、歯並びやあごの骨格が原因で起こっている人も少なくありません。
歯並びといびきの意外な関係
何らかの原因で下あごが小さかったり、後ろに引っ込んでいたりすると、舌が収まるスペースが狭くなります。
そうすると、仰向けで寝た際に舌の根元が喉の奥に落ち込みやすくなります。その結果、気道が圧迫されていびきをかきやすくなるのです。
つまり、下あごが小さく後退した歯並びは、いびきや後述する「睡眠時無呼吸症候群」のリスクを高めることが知られています。
下あごの成長不足や位置は、成長する過程の口周囲の癖や歯並びに影響を受けるため、子どものうちから歯並びチェックを受けておくことが大事です。
◆口呼吸になりやすく喉が乾燥する
出っ歯や口が閉じにくい歯並びの方は、口が開いたままになりやすく、口呼吸になりがちです。口呼吸が習慣化すると喉の粘膜が乾燥しやすくなり、いびきの音が大きくなる原因になります。
口呼吸はそれ以外にも、むし歯や歯周病のリスクを高めることも分かっており、体全体の健康にも影響を及ぼす恐れがあります。
関連ページ:歯並び・かみ合わせの悪さは全身疾患のリスクを高める?
◆かみ合わせの乱れが舌や顎の筋肉のバランスを崩す
かみ合わせが悪いと、舌やあごまわりの筋肉のバランスが崩れやすくなります。筋肉の使い方に偏りが出ると、就寝中に気道の広さを保とうとする働きも弱くなりがちです。
かみ合わせの乱れは頭痛など思わぬ不調にもつながるため、注意が必要です。
関連ページ:歯並び・噛み合わせの悪さは頭痛を招くことがある?
いびきを放置するとどうなる?
厚生労働省のサイトでも、睡眠時無呼吸症候群は日中の強い眠気や集中力の低下だけでなく、高血圧や心疾患などの生活習慣病のリスクを高めると紹介されています。
ご家族から呼吸が止まっていると指摘されたことがある方や、朝の頭痛・強い眠気が続く方は、いびきの背景に何らかの原因が隠れている可能性がありますので、早めに医療機関や歯科医院に相談することをおすすめします。
歯並びを整えることでいびき改善が期待できる?
下あごが小さく後退している方や、出っ歯で口が閉じにくい方の場合、歯並びを整えることで口呼吸から鼻呼吸へと自然に近づき、喉への負担が軽くなることもあります。
もちろん、いびきの原因は肥満や生活習慣など人によってさまざまですので、必ずしも矯正治療だけで改善するとは限りませんが、矯正治療を行った結果、いびきや睡眠時無呼吸症候群まで改善するケースもあります。
歯並びの乱れに心当たりがある方は、一度歯科医院で状態をチェックしてもらい、どのようなリスクがあるのかを見てもらうのもよいでしょう。
まとめ

ご家族から「いびきが大きい」と指摘されたり、朝起きたときに疲れが取れていないと感じたりする方は、歯並びの状態も一つのチェックポイントとして意識してみてください。




















