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COLUMNコラム

歯の動き方には個人差がある?動きやすい人・動きにくい人の違い

「あの人は1年で矯正が終わったのに、私はまだまだ終わる気配がない」
「同じ時期に始めた人より、なんだか歯の動きが遅い気がする」

このように感じている人はいませんか?
矯正治療の期間というのは歯並びの状態によっても大きく異なりますが、実は、歯の動き方というのも一人ひとり個人差があり、同じ装置・同じ治療計画でも、動くスピードがまったく同じになるとは限りません。

今回は、歯が動きやすい人・動きにくい人にはどのような違いがあるのか、そして歯をスムーズに動かすために自分ができることについてお話しします。

歯が動く仕組み

歯の動き方には個人差がある?動きやすい人・動きにくい人の違い
歯は、あごの骨(歯槽骨)にしっかりと埋まっています。矯正装置で歯に弱い力をかけ続けると、押された側の骨が少しずつ吸収され、反対側では新しい骨が作られていきます。この「骨の作り替え=リモデリング」をくり返すことで、歯はゆっくりと移動していきます。

つまり、歯の動きやすさは「骨がどれだけスムーズに作り替えられるか」に大きく左右されます。ここに個人差が生まれる理由があります。

参考:矯正歯科治療において歯の移動の新たな鍵となる細胞を同定(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)

歯が動きやすい人・動きにくい人の違いを生み出すもの

◆年齢による違い
一般的に、成長期のお子さんや若い方は骨の代謝が活発なため、歯が比較的動きやすい傾向があります。一方、大人の方は骨が緻密になり、血液の供給も少なくなるため、歯の動きがゆるやかになる傾向があります。

ただし、大人になってから矯正ができないわけではありません。時間がかかる場合もありますが、年齢に合わせた治療計画を立てることで、きれいな歯並びを目指すことは十分可能です。

◆骨の硬さや歯の根の形
骨の密度や硬さ、歯の根の長さや形にも個人差があります。骨がしっかりしている人や、歯の根が長く太い方は、歯が動くまでに時間がかかることがあります。また、奥歯は前歯に比べて根が多く大きいため、動かしにくくなります。

◆装置の使い方
インビザライン、クリアコレクトなどのマウスピース矯正の場合、毎日決められた装着時間を守れているかどうかが、歯の動きに直結します。また、ゴムかけが必要な人も同様に、指示どおりに使うことが計画通りに進める鍵になります。

関連ページ:矯正治療のゴムかけって何?ゴムかけの期間や注意点についても解説!

◆舌の癖や口まわりの筋肉
舌で前歯を押す癖や、口呼吸、頬杖などの習慣があると、装置の力とは別の方向に歯が押され、計画どおりに動きにくくなることがあります。

関連ページ:きれいな歯並びが続く人・戻ってしまう人の違いとは?その違いは「舌の位置」にあった!

◆喫煙の習慣
たばこに含まれる有害物質は血管を収縮させ、歯の周囲組織の血流を減らし、新陳代謝を遅らせる可能性があります。歯茎や骨の健康を保つという意味でも、矯正中はできるだけ禁煙を心がけましょう。

参考:喫煙と歯周病の関係(健康づくりサポートネット/厚生労働省)

歯をスムーズに動かすために自分でできること

体質や年齢など、ご自身では変えられない要素もありますが、次のような毎日の心がけで、治療をスムーズに進めやすくなります。

・マウスピースの装着時間をしっかり守る
・丁寧な歯みがきで、歯茎を健康に保つ
・舌の癖や口呼吸などがあれば、意識して減らす
・予約どおりに通院し、歯の動きを定期的にチェックしてもらう

関連ページ:矯正治療の期間が予定より延びてしまう原因とは?

まとめ

歯の動き方には、年齢や骨の状態、生活習慣など、さまざまな要素が関わっています。「ほかの人より遅い」と感じても、それはその人の体の特徴によるものであり、治療方針が間違っている、もしくは失敗しているということを意味しません。

大切なのは、ご自身のペースを知り、焦らず治療を続けていくことです。私たちも一人ひとりの歯の動きをしっかり確認しながら、最適な治療をご提案してまいります。不安なことがあれば、どんな小さなことでもお気軽にお話しください。

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